2016年7月25日月曜日

iutest v1.15.2 をリリースしました

C++ テスティングフレームワーク iutest v1.15.2 をリリースしました。
Github: https://github.com/srz-zumix/iutest/releases
OSDN: https://osdn.jp/projects/iutest/releases/66174
変更点は以下の通りです。
  • 追加
    • IUTEST_TYPED_TEST_P に対して friend できるように IUTEST_FRIEND_TYPED_TEST_P_DECLARATION/IUTEST_FRIEND_TYPED_TEST_P を追加
    • iuwandbox に --sprout/--msgpack オプションを追加
  • 変更
    • iuwandbox の --list_compiler オプションでバージョンを出力しないように変更。--verbose を付けると以前と同じバージョン付きの出力をする
    • deprecated: IUTEST_HAS_STRSTREAM は将来的に削除されます
    • deprecated: IUTEST_HAS_ARITHMETIC_EXPRESSION_DECOMPOSE は将来的に削除されます
  • 修正
    • iuwandbox で --expand_include オプションを付けなかった場合の include されたファイルの対応を修正
    • iuwandbox の --boost オプションが Python3 で使えない問題を修正
    • iuwandbox で未定義オプションを指定した場合にエラーにならない問題を修正
    • IUTEST(A, B_C) と IUTEST(A_B, C) が名前の衝突でコンパイルエラーになる問題を修正
    • 色付きコンソールの自動判定を修正
    • バグ修正

iuwandbox の修正が多いですね。
この辺あんまりテストしてなかったので色々直すところがありました。(yumetodo さんありがとうございました。)
テスト環境は構築予定なので、そのうちここで報告できると思います。

あとは、IUTEST_TYPED_TEST_P に friend する方法が提供されていなかったので追加したり、テスト名衝突問題をお直したり、色付きコンソール出力を改善したりしました。



1.15.1 のリリースはスキップしましたので、その履歴も載せておきます
  • 追加
    • stderr に xml の内容を出力するリスナーを追加
    • iuwandbox に xml 出力オプション(--xml, --junit)を追加
  • 変更
    • --help|spec|feature|version を同時に使用可能に変更 (e.g. --spec --feature)
  • 修正
    • CSV パラメータのパス解決処理を修正
    • バグ修正

v1.15.1 では主に fused-src の改善と Wandbox での実行結果を xml に出力する対応をしました。
あとは、バグ修正や環境周りの整備をしています。



今回の修正点について、少しだけ詳しく後日紹介したいと思います。
では。

2016年7月20日水曜日

Atom 使ってみた

これからは Atom だ!という話を同僚から聞いたので使ってみた。
この記事には「Atom をこうつかったらもっと便利に!」「起動を速くする方法」とかはありません。
ただただ使ってみてどうだったのか、それだけです。
(内容がないよう…な状態だったのでお蔵入り状態でしたが先週からのテキストエディター繋がりということで…)

もともとはサクラエディターを使っていて、Markdown エディターと reveal.js でのスライド編集のときに SublimeText を使っていました。今回は、SublimeText の代用として Atom を使ってみました。

Markdown エディターとして使ってみる
SublimeText では OmniMarkupPreviewer をインストールしてプレビューをしていましたが、Atom では追加インストールなしで Markdown プレビューができます。コマンドコピペしたりなメンドクサイ手順がない、もうこれだけで便利です!


reveal.js を使ってみる
reveal.js + Markdown でスライドを書くので、それを試してみました。

私は html の中に Markdown を書くやり方をしているので、その辺でちょっと困ることがありました。

末尾空白2つ(Markdown での改行)が勝手に消える
デフォルト設定だと、行末の無駄な空白は削除されるようになっています。
これはとても便利な機能なのですが、今回のように html 中に Markdown を書く場合は、改行が消されてしまうので困ります。
設定が「Packages」>「Whitespace」にあるのでそこで「Remove Trailing Whitespace」のチェックを外せば末尾空白は削除されなくなります。


プレビューが縦長
縦長なのでレイアウト調整とかはできない感じです。
これはしかたがないので、今までどおりブラウザ手動リロードでやろうと思います。
(revealjs-preview というプラグインがあるがこれは Markdown で書かれたスライドをプレビューするものっぽい)

Atom を使ってみて
いい感じだと思いました。とりあえず、SublimeText からは乗り換えました。
あと、同僚が起動が重いと言っていたのですが、自分はそこまで気になりませんでした。

ただ、単純なテキスト編集くらいなら今まで通りサクラエディターを使うのと、最近スライドを書くのも減ったのであんまり出番はないかも…
ガッツリ使うタイミングがあれば、もっと便利にカスタマイズしたいと思います。

それでは、今回は以上です。

2016年7月12日火曜日

サクラエディタで右クリックメニューが出なくなった時の対処方法

既に sakura.exe.ini を消す方法が検索で出てきますが、
sakura.exe.ini を消す方法だと、色々今までの設定が消えちゃうのでなんとかしたかった。

  1. サクラエディタの全終了
  2. C:\Program Files (x86)\sakura\sakura.ini もしくは C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\sakura\sakura.ini をバックアップ
  3. sakura.ini を削除
  4. サクラエディタを起動
  5. サクラエディタを終了
  6. 新しく作成された sakura.ini を開く
  7. [CustMenu] セクションの nCMIF の部分をコピー
  8. バックアップの sakura.ini の上記と同じ部分を上書き
  9. サクラエディタの全終了
  10. sakura.ini をバックアップのものに戻す
  11. サクラエディタを起動
※ sakura.exe.ini の場合もあるかもしれない

これでたぶん戻る。

2016年7月4日月曜日

svn の変更ステップ数をカウント

以下の記事の方法で上手くいかなかったので、カスタマイズしました。
svnでdiffの行数を取得する · 1000g

svn diff -r <REV1>:<REV2> -x -b | grep -a -E '\`[+\-]' | grep -a -E -v '\`[+\-]{3}' | wc -l

-r リビジョン範囲指定オプションです。
最初の grep で変更のあった行数を検索。(行頭判定を変更、テキストファイルとして認識させるために -a オプション追加)
次の grep でヘッダー部分の行数を除外。
最後にカウントします。

今回は以上。