GitHub Actions での処理の共有方法として action がありますが、現在この action は javascript と docker そして composite の 3 つの方法で作成することができます。
筆者は今から action 作るなら composite をおすすめします。
composite action は登場した当初は runs.steps[*].if や runs.steps[*].uses が使えなかったので、ちょっと力不足でしたが最新のバージョンであればこれらが使えるようになっており、action を作る上で困ることはほとんどなくなったと思います。
右のスクリーンショットは action に書ける Metadata syntax なのですが、composite だけ post に対応してません。(詳細はリンク先へ)
でも、大丈夫です。というのがこの記事。
いずれ公式で composite action にも post が対応されると思いますが、今の状態でも post 処理できます。
その前に。
post 処理とはどんなものかと言うと、ジョブのステップが全部終わった後に行う処理のことです。みなさんがよく使うであろう actions/checkout でも post 処理が行われています。
こんな感じ。
基本的には action で設定したものをもとに戻したり、docker コンテナを停止したりするのに利用されています。
では本題です。
composite action で post 処理を行うには・・・
「post 処理ができる action を uses で呼び出す」ことで可能です!
つまり、「composite action は uses で他の action を呼び出せるので、javascript/docker action を呼べば良い」のです。
リポジトリが別になっちゃう?
いえ、大丈夫。 uses は相対パスで action を呼び出せます。
composite action の repository のサブディレクトリに javascript/docker action を配置して、それを composite action から呼び出し、呼び出した action の post 処理を composite action の post 処理の代わりにします。
「uses: "./resources/post-action"」 がその部分で、この action のメイン処理は空で、post 処理で起動したコンテナの終了をしています。
実際にこの書き方をした action のリポジトリはこちら。
https://github.com/srz-zumix/setup-service-jenkins
composite ではない action を使うことになるので、それはそれで問題があったりしますがネストされた action なので実はそのへんもなんとかなっちゃうかもしれないなと思ってます。(javascript action の default node version 問題とか)
(docker action は実行できない os があるので、この目的ではあまりオススメしません)
ざつにざーっと書きましたが、今回は以上となります。では。
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