VisualStudio では、2010 から nullptr が使えるようになりましたが、
これを VisualStudio 2008 で使えるようにします。
これは非常に簡単です。
More C++ Idioms/nullptr
こちらのイディオムをそのまま使いましょう。
以上、めでたしめでたし。
では、終わりません。
NoStepInto を活用する
nullptr を使えるようになりましたが、1つ問題があります。ステップイン実行したときに、nullptr_t の operator にステップインしてしまうのです。
これは些細な問題かもしれませんが、 nullptr はプログラムの要所要所に出てきます。
nullptr がある度に、ステップインされるのはうざったいです。
int* F(int* p, int* q, int* r); int* G() { // F 関数にステップインする際に、 nullptr に3回ステップインしてから // ようやく目的の F にステップインする return F(nullptr, nullptr, nullptr); }
NoStepInto の設定の仕方は、Visual Studio のステップインで特定の関数だけステップインしない方法 を参照してください。
今回は、nullptr_t のメンバにステップインしたくないので、
nullptr_t\:\:.*=NoStepIntoのように設定します。
これで、デバッグ時のうざったさが解消されました。
めでたしめでたし。
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