2021年2月17日水曜日

Wekan サーバーの引っ越しで mongoDB のバックアップ・リストアした(docker-compose 編)

 とある事情で Wekan サーバーを引っ越ししました。
docker-compose で立てていたのですが、データベースのバックアップ・リストアをしたときの手順を備忘録として残しておきます。

手順はこちらを参考しました。
Dockerで起動しているMongoDBにリストアする - Qiita

環境

docker-compose はこんな感じです。

元サーバー

version: '2'
services:
  wekan:
    image: mquandalle/wekan
    restart: always
    links:
      - wekandb
    environment:
      - MONGO_URL=mongodb://wekandb/wekan
      - ROOT_URL=http://hogehoge:8088
    ports:
      - 8088:8080
    networks:
       - app_net

  wekandb:
    image: mongo:3.2.11
    volumes:
      - /mnt/sda1/docker/wekan/data:/data/db
      - /mnt/sda1/docker/wekan/configdb:/data/configdb
    restart: always
    networks:
       - app_net

networks:
  app_net:
    ipam:
      config:
        - subnet: 172.XX.XX.X/24
  

network 指定あり、db はホストにマウント済み。

移動先サーバー

version: '2'
services:

  wekan:
    image: mquandalle/wekan
    restart: always
    links:
      - wekandb
    environment:
      - MONGO_URL=mongodb://wekandb/wekan
      - ROOT_URL=http://fugafuga:8088
    ports:
      - 8088:8080

  wekandb:
    image: mongo:3.2.11
    volumes:
      - db_data:/data/db
      - db_config:/data/configdb
    restart: always

volumes:
  db_data:
    external: true
  db_config:
    external: true
  

network はなし。Windows マシンなのでホストにマウントするのがうまくいかないのでボリュームを作ってそこに永続化。

バックアップ

Qiita 記事のリストアコマンドをバックアップコマンドに変更して実行します。
元サーバーはホストに db をマウントしてるのでそこからやってもいいのかもしれませんが、mongodump しました。

また、ネットワーク作ってるのでそれを指定してます。

docker run --rm --link wekan_wekandb_1:mongo -it -v ~/wekan/backup:/backup --network wekan_app_net -w /backup mongo:3.2.11 bash -c "mongodump --host mongo"

backup ディレクトリに出力されてるはずなのでそれを引越し先サーバーにコピー。

リストア

リストアもバックアップ同様に行いました。
こちらはネットワークを指定しませんが docker-compose up すると wekan_default のようにデフォのネットワークが作られるのでそちらを指定します。
(細かいですが Windows 上なのでルートパスの / を2重化してます。この件は「ブログズミ: Docker Toolbox でホストのカレントディレクトリをマウントするときの備忘録」を参照してください。)

docker run --rm --link wekan_wekandb_1:mongo -it -v "/$(pwd)/backup/dump":/backup --network wekan_default -w //backup mongo:3.2.11 bash -c "mongorestore --host mongo /backup"


2021-01-14T08:18:03.435+0000    building a list of dbs and collections to restore from /backup dir
2021-01-14T08:18:03.484+0000    reading metadata for wekan.cfs_gridfs.attachments.chunks from /backup/wekan/cfs_gridfs.attachments.chunks.metadata.json
2021-01-14T08:18:03.484+0000    reading metadata for wekan.cfs_gridfs._tempstore.chunks from /backup/wekan/cfs_gridfs._tempstore.chunks.metadata.json
・・・
2021-01-14T08:18:04.035+0000    finished restoring wekan.customFields (0 documents)
2021-01-14T08:18:05.581+0000    restoring indexes for collection wekan.cfs_gridfs.attachments.chunks from metadata      
2021-01-14T08:18:05.665+0000    finished restoring wekan.cfs_gridfs.attachments.chunks (189 documents)
2021-01-14T08:18:05.666+0000    done

のようにできたら完了です。
移行先の Wekan にアクセスして確認しましょう。

最後に

Wekan は OSS の Trello っぽいやつです。
かなり進化していて WIP 制限とかスイムレーンとかあるので Trello よりも仕事で使えると思います。

便利なんでぜひ使ってみてください。

今回は以上です。


0 件のコメント:

コメントを投稿