最近 Wandbox のコンパイラー環境を作成する wandbox-builder に PR 投げまくっており、その際のテスト環境構築で詰まったところを備忘録としてメモしておく。
なお、本流にマージしても問題ないだろうと思う部分は PR を出しています。
kennel.json の修正
https://github.com/srz-zumix/wandbox-builder/pull/1/files#diff-39e78c9920d894556bc58bc9693d6357a2737275ce6c2ac89198d8caed4e3c64
Wandbox の更新に追従が必要です。
.session.key と db ファイルはテスト環境のものを参照するようにし、それらのファイルは追加・作成するように変更しています。
ip 制限処理への対応
https://github.com/srz-zumix/wandbox-builder/pull/1/files#diff-8339ab6ea29831802ca594668bddeb7e22d576a0cee4bb6a5492cb104492c98f
Wandbox で ip 制限がかかるようになったのですが、テスト環境からテストスクリプトを実行した際に「 [warning] [kennel.cpp:409] X-Real-IP is empty」となり、失敗していました。
ヘッダに「X-Real-IP」を追加して回避しました。
(これが正攻法なのかはわからないです)
setuid の失敗への対応
こちらは筆者の実行環境が macOS なのが関係してるかもしれません。
マウントしたパスへの setuid が以下のように失敗するようなので、cattleshed の設定で uids オプションを削除するようにしました。
「cmake-head: {u'status': u'1', u'compiler_error': u'setuid: Operation not permitted\n', u'compiler_message': u'setuid: Operation not permitted\n'}」
https://github.com/srz-zumix/wandbox-builder/pull/2/files
以上、Wandbox に言語やコンパイラバージョンを追加したい場合の参考になれば幸いです。
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