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2020年7月15日水曜日

[Travis CI] Segmentation fault したときにスタックトレースを出力する設定

テストがクラッシュして失敗したときの調査が手間だなーということで対応しました。

対応したときの PR がこちらです。
差分で見ると、なにを追加したか見やすいと思います。
[Travis CI] core dump by srz-zumix · Pull Request #288 · srz-zumix/iutest

以下、ポイントを説明していきます。

導入

gdb のインストール


コアダンプファイルの出力設定


まず、コアダンプファイルが出力されるように ulimit の設定をします。
また、iutest ではテスト時に複数の実行ファイルを実行するため、コアダンプファイル名に実行ファイルの名前もつけるようにしています。
(コアダンプファイルの中身から取れる気もするけど、これで十分)

クラッシュしたらスタックトレースを出力する


実行ファイルの名前解決
linux - Core dump file name truncated - Stack Overflow
%e だと 15 文字で truncate されてしまい、実行ファイル名が正しく取れなかったので以下のような対応をしました。
gdb で coredump 開くと実行ファイルがなんだったのか出力されるので、それを取得してます。


      for f in `find . -maxdepth 1 -name "core_x_*"`; do
        COREFILE=${f}
        EXECFILE=${f##*/core_x_}
        if [ ! -f "${EXECFILE}" ]; then
          EXECFILE=`gdb -c "${COREFILE}" -batch | grep -o -e "\./[A-Za-z_]*"`
        fi
        gdb -c "${COREFILE}" ${EXECFILE} -ex "thread apply all bt" -ex "set pagination 0" -batch
      done


出力例




最後に
最近はローカル環境で実行確認することも減ってきたので CI 上でデバッグできるようにしておくのは便利でいいですね。

今回は以上です。
では。

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