2014年5月13日火曜日

[Visual Studio] カスタムビルドツール

Visual Studio にはカスタムビルドツールというものがあります。
今回はこれを紹介したいと思います。

と、その前にカスタムビルドツールの使いドコロとして、私が利用した時の例を上げようと思います。
データ変換とビルド
とあるプロジェクトでは、とあるデータをコンバートしそれを使ってビルドをする仕組みでした。
(データ変換をするプロジェクトは割りとあるのではないでしょうか?)

とあるプロジェクトでは、その変換をビルド前イベントで全て行っていました。
そのため、一部のファイルにしか変更がなくても全てのデータ変換が行われ、さらにその出力ファイルが更新され依存関係にある部分が再ビルドされてしまう…そんな状態でした。

変更してないのに再ビルドとか嫌っ!ってことで、カスタムビルドツールの出番です。

カスタムビルドツールは各ファイルごとに設定できます。
そのファイルに変更があった場合にカスタムビルドが実行されます。また、出力ファイルが削除されたりした場合にも実行されます。

これにより、元データに変更がかかった場合にのみ再ビルドがされるように設定できます。

カスタムビルドツールの設定
MSDN - カスタム ビルド ツールの指定
カスタムビルドツールはファイルごとに設定します。
ファイルのプロパティを開き、「構成プロパティ」-「全般」-「項目の種類」から「カスタム ビルド ツール」を選択します。
ここで一度「適用」をクリックします。すると「構成プロパティ」に「カスタム ビルド ツール」の項目が表示されます。


「コマンド ライン」にビルド処理を記述します。
「出力ファイル」にはビルド処理で出力されるファイルを記述します。(複数ある場合は ";" で区切る)

最小設定は以上です。

まとめ
カスタムビルドツールは、ファイルそれぞれに対してプロジェクトの設定をする必要があるので、
若干、いや、量によってはスゴクめんどくさいですが・・・
こんな方法もあるというのだけでも、覚えておくといいと思います。
※ 簡単な方法があれば教えて下さい。

今回は以上です。

0 件のコメント:

コメントを投稿